令和元年度中学部卒業式

中学部卒業式 式辞

 一雨ごとに春の息吹が感じられ、確実に、季節は移ろいつつあります。梅の花も咲き ほころび、桜のつぼみも膨らみはじめました。この良き日に、群馬整肢療護園 川嶋園 長様をはじめご来賓の皆様のご臨席を賜り、中学部卒業証書授与式を挙行できますこ とを心より感謝申し上げます。

 ただいま、卒業証書を授与いたしました十三名の卒業生の皆さん、十月に旅立った 南雲翔君、ご卒業おめでとうございます。

 また、保護者の皆様におかれましては、言葉では言い尽くせない感慨深いものがお ありのことと存じます。改めて心よりお祝い申し上げます。

 さて、卒業生の皆さん、いよいよ二葉を離れる時がやってきました。今、こうして向か  い合うと、この一年間の思い出と共に、皆さんの確かな成長を感じることができます。皆  さんは、伝統ある二葉特別支援学校で、数多くのことを学び、経験し、多くの方々の支 援をいただき、立派に成長しました。

 毎日欠かさずに行った健康観察、クラスや学習集団での授業や校外学習、ふたば祭、地域の学校との交流会など、様々な学習を一つ一つ積み重ねてきました。修学旅行では、普段味わえない雰囲気や空間の中で、特別な体験ができたことでしょう。

 学校生活は 楽しいことばかりではなく、苦しいことや辛いこともあったと思います。ですが、皆さんはそれらを乗り越えて、今、卒業証書をしっかりと手にして、一人一人が輝いています。

 さて、皆さんにとって、今日の日は、二葉特別支援学校を卒業する日であると同時に、次に向かう人生の一つの節目でもあります。

 卒業生の皆さんに卒業にあたりお願いがあります。

 それは、今を一歩一歩大切に歩んでいってほしいということです。そして、可能な限りたくさんの人たちと関わってみてください。また、たくさんの人たちと関わることによって、より豊かな人生を築いていって欲しいと思います。そして、今の自分に余裕がでてきたら、少しずつ未来に向けて考えを巡らして見てはどうでしょうか。

  今年は、夏に東京を中心にオリンピック・パラリンピックが開催される記念の年でもあります。多くの感動と友好の輪も広がる年となると素晴らしいと思います。

 皆さん一人一人が豊かな人生を実現することは、私たち教職員全員の願いですが、ご家族の願いであると思います。

 もし、辛いこと、苦しいことに立ち向かうことになったときには、二葉で過ごした友達や先生との日々を思い出してください。二葉特別支援学校は、いつまでも卒業生の皆さんを応援しています。決して一人ではないことを忘れないでください。

 結びに、本日ご列席いただきましたご来賓、保護者の皆様に、御礼申し上げますとともに、十三名の卒業生に対し、今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようお願いし式辞といたします。  

令和二年三月十二日

群馬県立二葉特別支援学校長

筑井 博之

 

令和元年度小学部卒業式

小学部卒業式 式辞
 梅の花が咲き誇り、春の華やかさが増すこの佳き日に、群馬整肢療護園 川嶋園長様はじめご来賓の皆様並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、群馬県立二葉特別支援学校小学部の卒業証書授与式を挙行できますこと、心より感謝申し上げます。
ただいま、卒業証書を渡した卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 また、保護者の皆様におかれましては、今日の卒業を迎えられたことに、感慨もひとしおのことと存じます。改めてお祝い申し上げます。
 さて、卒業生の皆さん、六年前、入学した頃は、初めての学校生活ということで、いろいろな心配事があったと思います。集団生活にとまどい、学校のリズムにスムーズに乗れなかったこともあったでしょう。時には、思わぬ病気や入院などがあり、辛い時や苦しい時もあったでしょう。途中から転入して不安を持っていた人もいたと思います。
 しかし、そのような中において、皆さんは、学校に来られるよう努力し、好奇心旺盛で目をきらきらさせて先生の話を聞いたり、表情や身体の動きで意思を表現できるようになったり、廊下での歩行が上手になったり、いつも笑顔で友達と過ごしたりするなど、徐々に学校生活に慣れてきました。
さらに、クラスや学習集団の友だち、先生方と毎日学習を積み重ね、校外学習、ふたば祭、地域の小学校との交流学習などを通して、一回りも二回りも、心身ともに成長しました。皆さん一人一人に秘められた力は少しずつ、しかし確実に芽が出て、大きく育ちました。
 また学校生活を振り返ると、一人一人たくさんの思い出があると思います。特に、六学年行事として出かけたアルバート邸での美味しい食事、歌やピアノ演奏、体育館で行われたお楽しみ会は記憶に残っている、とても楽しい思い出の一つになったと思います。
  このように数々の思い出を胸にして今日卒業します。しかし、卒業する日であると同時に新しい未来へ一歩を踏み出す日でもあります。皆さんには、二葉の小学部で学んだことを心と体の成長の土台や栄養にし、自分の良いところをさらに伸ばし、いろいろな事に挑戦していって欲しいと思います。四月には中学生となりますが、皆さんの頑張る姿は小学部の後輩たちの目標であり、憧れでもあります。是非新たな場所でこれまで以上に輝いてください。
 また、今日、卒業を迎えられたのは、ご家族の皆様をはじめ、多くの方々の温かな愛情とたくさんの支えがあったからだ、ということを忘れないで、これからも感謝の気持ちを持ち続けて欲しいと思います。
  結びにあたり、本日の卒業を祝し、ご参列いただきましたご来賓の皆様、保護者の皆様に、重ねて御礼申し上げます。
  
                                                           
令和2年3月19日
                                                    群馬県立二葉特別支援学校長
                                                                  筑 井 博 之