入学式式辞

柔らかく暖かな陽差しのもと、春の躍動を感じる、素晴らしい季節を迎えました。
本日ここに令和二年度群馬県立二葉特別支援学校入学式を挙行するにあたり、保護者の皆様の御臨席を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
小学部十二名・中学部十四名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今日は朝から緊張していたのではないでしょうか。ですが、安心してください。
二葉特別支援学校の小学部・中学部のお兄さん・お姉さん達が、皆さんと一緒に勉強や色々な行事など、学校生活を送ることをとても楽しみに待っています。また、先生方も皆さんが安心して学習に取り組めるように、様々な準備をしてきました。
今は新型コロナウイルスの影響で不安な日々が続いていますが、皆さんと私たちの新しい学校生活が今日から始まります。与えられた環境の中で、友達や先生たちと必ず楽しい学校生活にしていきましょう。そこで、新入生の皆さんに期待したいことが三つあります。
一つめは、健康に注意して、充実した学校生活を送っていくことです。
二つめは、いろいろな人との係わりを少しずつでもよいので広げていくことです。
三つめは、学校生活の中で様々な経験を積んでいくことです。
特に、小学部の新入生の皆さんは、健康に気をつけながら、学校生活に一日も早く慣れて、友達をたくさん作り、明るく仲良く、学校生活を送ってください。
中学部の新入生の皆さんも、中学部での新しい生活に慣れて欲しいと思います。これからは心と体も大きく成長していく時期です。将来を見通しながら、自分の持っている力を自分なりに伸ばしていってくれることを期待します。
さて、保護者の皆様、本日はご入学、誠におめでとうございます。今は、不安なこともおありのことと存じますが、子どもたちはきっと直ぐに新しい学校生活に適応していくと思います。
また、私たち教職員一同も、一丸となって一人ひとりに寄り添った指導、支援をしていく所存です。子どもたちには、未来に向かって挑戦する力と成長していく可能性があります。医療・福祉と連携して、その可能性を引き出し、伸ばすことが「教育」としての本校の役割だと思います。
子どもたちへの教育活動がより充実したものになるためには、保護者の皆様と学校との連携が必要です。今後とも、なお一層のご理解、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
結びに、子供たちの健康と着実な成長を心より願い、式辞といたします。
令和2年4月7日
群馬県立二葉特別支援学校長
筑 井 博 之